魔法のiらんどNOVEL 注目作家さんへのインタビューを毎月ご紹介!
作家さんの魅力をお届けします★
ユーザーの皆さんからのリクエストにお応えして、叶理人(かなえ りひと)さんがご登場!900ページ超えの巨編『麗しい華 【完】』に絶賛の声がゾクゾク!その作品を中心にお話を伺いました。
Q1.初めて書いた作品はどんな作品ですか?当時を振り返ってどんな思い出がありますか?
『麗しい華』です。書いている間はしおり数もイイね!数も少なかったのですが、別にそこまで読んでもらえなくてもただ自分の妄想を書ければいいなぁというスタンスだったので、完結後は「やったー終わったー自分お疲れー」くらいの軽い気持ちでいました。それがとてもとても有難いことにランキングの順位が上がっていき、「え、やば。え、また上がった。え、まじ?こわっ……」と戦々恐々としたことを覚えています。
そこで初めて、読んでくださってる方がいて、自分の作品に感想をもらえることがこんなにも嬉しいものなのかと感動しました。一作で終わるつもりでしたが、読者様に背中を押されたおかげで続編を書こうと思えました。
Q2.どういった時にストーリーを思いつきますか?
普段の生活を送っている間にポンっと思いつくことはあまりなく、基本的には書いているうちに次の展開がひらめきます。ただアクションシーンなどを書く場面に直面すると、あの歩道橋から飛び降りてトラックの上に着地出来たらかっこいいなという感じで、いつも見ている景色からアイディアが思いつくことはあります。なんとなく無理そうな設定だと分かっていても割と気合いとノリで押し切ります。
Q3.キャラクターの設定は、どのように決めていきますか?
メインの二人以外は結構適当です。なので適当に生み出されたキャラクターが後でかなりの重要人物になり、もっと真面目に設定すれば良かったなぁと反省することがしばしばです。
Q4.ご自身の作品で、特に思い入れのある作品は?
『麗しい華』です。
Q5.『麗しい華』への思い入れや、アピールポイントを教えてください!
過去に何度か小説を書こうと試みたことはありますが、最後まで書ききれずにいました。そんな中初めて完結できた作品で、一度もストーリー展開に悩むことなく、夢中になってのめり込めたことには自分自身驚いています。
『麗しい華』は裏社会で生きてきた女の子、麗が主人公の話です。復讐か、新たな人生を歩むか、究極の選択を迫られた麗と、ヒーローである侑生の距離がどうやって縮まっていくのか。また、アクションやカーチェイスなどのスリリングな模様も描いていて、中でも麗がピンチの時に助けにくる侑生の強さに注目してほしいです。
Q6.ご自身の作品で、特に思い入れのあるキャラクターを教えてください!
『麗しい華』の主人公である麗です。
Q7.「麗」への思い入れや、このキャラクターのここを見て!といったポイントを教えてください!
麗は過去にある事件によって大切な人を奪われますが、そんな辛い過去を一切感じさせません。強くて、勇ましくて、とにかく格好良い女性です。内面のみならず、見た目もハッと息を飲むような美しさを纏っているのに、腹筋はシックスパック、筋トレが大好き、喧嘩が強い、銃口を向けられても動じない、身を挺して刃物の前に立ち塞がる、爆破現場にも平気で飛び込んで行く……。きっとそんな彼女の凛々しさを目の当たりにしたら、気分がスッキリすること間違いなしです!麗さんのヤバさが伝わったら嬉しいです。
Q8.プロットやメモなどは作成しますか?作成する際のやり方を教えてください!
頭の中に大まかなストーリーは描いておきますが、基本的にプロットは作成しません。伏線を張っても回収できないことがあり、後になって頭を抱えます。
Q9.執筆する上でこだわっている部分や意識していることはありますか?
登場人物の会話は出来るだけ面白くなるようにギャグを交えて書きます。次に繋げるためだけの文章だと私自身が飽きてしまうので……。その結果、泣ける小説を目指していましたが昨年の年間ランキングではギャグ部門にノミネートされ、正直複雑な気分でした(読者様に笑って頂けたのならば本望です)。
Q10.作品を完結させるまでの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください!
大体2、3ヶ月くらいです。以前までは毎日10ページは更新していましたが、最近は区切りの良いところで更新したいので一週間ほど開くこともあります。
Q11.読者のみなさんとのコミュニケーションは活用していますか?
私書箱を設置していて、お手紙を頂くと掲示板でお返事をしています。Twitterでも感想を頂けるので、展開に悩んだり行き詰まった時には読者様の愛情に背中を押されて改めてやる気がみなぎります。
Q12.今後書いてみたいストーリーや展望を教えてください!
『麗しい華―愛を知らない君へ。―』をメイン更新として進めていきます。この作品は『麗しい華II』に登場する結月のスピンオフです。他には、同じく裏組織が絡むお話の『White Lie.』や、超純粋なオフィスラブの『人はみな、私を完璧だと言うけれど。』をサブ更新として進めていきます。連載している作品を完結させても裏組織ものは書いていきたいですし、ファンタジーにも挑戦してみたいです。
Q13.最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします!
私が書く作品は基本的に裏社会が絡むファンタジーチックなものが多いので、好みが大きく分かれると思います。それでも興味を持ってくださる方や応援してくださる読者様がいて、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。シリアスな話を書いているので取っつきにくい印象があるかもしれませんが、実はちょっとだけふざけた作者なので、タグが愉快に編集されているとテンションが上がりますし、Twitterやお手紙などで気軽に話しかけて頂けるとそれ以上にふざけたテンションで絡み返したりもします。
仲良くしてくださる皆様、私の小説を読んで頂いている読者様、改めていつもありがとうございます。私のことを知らないという方も、暇つぶし程度にでも覗いて頂けたら嬉しいです!